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【著:HIRONO】低予算でも企画勝ち!? 話題になった低予算CMとCMを作るコツ

【著:HIRONO】低予算でも企画勝ち!? 話題になった低予算CMとCMを作るコツ

1:CMをつくりたい!でも予算が……

企業CMを制作するにあたり、もっとも気になるのは予算ですよね。
「タレントを起用したい!」「こんな映像にしたい!」という想いはあれど、広告代理店との打ち合わせの段階でなかなか予算的に難しいという現象がよく起こります。
もちろん、企業の広告担当の本音は「出来るだけ低予算で、明確なターゲット層に訴求したい」ということですよね。
そこで今回は、昨年話題になった低予算映画を例に挙げながら、「低予算でも話題になる企業CMの作り方」についてご紹介します。あわせて話題になった低予算CMもご紹介します。

2:「カメラを止めるな!」のような低予算映画が話題ですが…

2018年、話題になった映画といえば「カメラを止めるな」。
当初たった2スクリーンのみの上映だったにも関わらず、SNSで「面白い!」と一気に話題になりました。
なんと、「カメラを止めるな!」の製作予算はたったの約300万円。
無名の監督に、オーディションで選ばれた無名の役者ばかりというから驚きです。
人々が映画を見る理由のほとんどが「好きな俳優が出ているから」「原作が好きだから」といった理由ですよね。しかし「カメラを止めるな!」にはその要素が一つもありません。
一体何故ここまで話題になったのでしょうか?
「カメラを止めるな!」は「映画を撮ること」自体をテーマにしています。まるで自分が映画を撮っているような「疑似体験」が出来る映画として「新感覚だ!」「こんな映画見たことない!」と観た人たちがSNSに書き込み、それがきっかけで観客数が倍増しました。
「ネタばれをしていないのに思わず見たくなる」というのが大きなバズを起こした理由だといえます。
これは「低予算でも企画が面白ければ話題になる」ということを証明した一例です。
もちろん、話題のタレントを起用する、最新の映像技術を駆使するなどの方法を使えば、話題になるCMを作ることが出来ます。
しかし企業としてはできるだけ、低予算で、明確なターゲット層に訴求するCMをつくりたいものですよね。
今回はこの「カメラを止めるな!」のブームから低予算でも企画勝ち!な企業CMを作る方法を考えていきましょう。

3:低予算でCMを作るためには?

では早速低予算でCMを作る方法を考えていきましょう。

(1)タレントを起用しない

CM制作にあたり、大企業は有名なタレントを起用し、商品のイメージアップを図りますが、なによりもお金がかかる部分がこのキャスティング費になります。
映画「カメラを止めるな!」が低予算であるもっとも大きな理由の1つが、キャスティング費用がほぼかかっていないということ。当然のことながら、「プロ」を起用するにはそれなりのお金がかかります。

(2)制作から放映までワンストップの代理店に依頼する

主に、テレビCMにかかる費用は放送局に支払う「放映費」と広告代理店に払う「制作費」。この金額は、放送局や代理店によって大きく変動します。
CMは広告代理店が舵を取り、製作会社に制作してもらう流れになりますが、このすべての流れを一貫してワンストップで行ってくれる代理店もあります。自社内で企画から制作まで完了するので、低予算でCMを作りたい場合制作から放映まで自社で完結する企業を選ぶというのも一つの手です。

(3)撮影をしない

CMを作るにあたり、撮影が必須であると思われがちですが、そうではありません。
画像をスライドのようにしてナレーションをつけたり、フルアニメーションで製作したりする方法もあります。
撮影には多くの人件費がかかりますが、撮影をしない事によりここにかかる人件費を一気に抑えることが出来ます。
しかし、やはり撮影をしないという事は「企画がいかに面白いか」がとても重要になってきそうですね。

4:映画だけじゃない!話題になった低予算CM3つ

ではここからは、映画だけではなく話題になった低予算CMをご紹介します。
「企画の面白さ」にポイントをおいてみていきましょう。

(1)一度見たら忘れない!「石田三成CM」

滋賀県と石田三成とのタイアップCMが「面白いwww」とSNSで話題になりました。
「石田三成CM」と聞いて真面目なCMを想像するけれど…まるでフリー素材のように石田三成の画像が使いまわされ、さらになぜか画質が粗い。そして極めつけは耳に残る「武将と~言えば三成~♪♪」というポップな曲。それでいて究極のオチは、これだけはっちゃけていて、滋賀県公式~!www
一度見たら忘れられないと話題になりました。三成ファンも増殖中!?

(2)シュールすぎ!「ガリガリ君値上げ編」

2016年の4月、赤城乳業の人気商品の「ガリガリ君」が60円から70円に10円値上がりするのを受けて、お詫びCMが放送され話題になりました。
実はこのお詫びCM、放送されたのは4月1日と2日の2日間限定。
25年ぶりに値上げする「ガリガリ君」に対する思いを、昭和の名曲「値上げ」(高田渡)をBGMに、社長を含めた社員が出演してお詫びするというなんともシュールな内容です。
このCMを見た人からは「たった10円の値上がりでこんなお詫びをするなんて…素敵!」と励ましの声が多く寄せられたのだとか。

(3)どこか懐かしい「フルタ製菓」

みんな~こんにちわんこ~♪から始まるかわいい曲とともにひたすら「生クリームチョコ」を連呼するチョコレートアイドル「ふるたん」。このCM、ただ踊っているだけですが、かなりのインパクトです。どこか懐かしくちょっとダサい!? でもなぜか「また見たくなる」中毒性があります。

5:低予算でも企画勝ち!CMから商品は購入できないからこそバズを狙え!

テレビCMから直接商品を購入する事はできません。
ほとんどの人はCMで気になった商品やサービスを購入する際、①CMを見て気になる→②ネットで検索する→③購入する、という過程を踏みます。
低予算でも面白いCMなら②のネットで検索した際に、「このCMウケるwww」などとSNSで話題になっているはず。それは大きな企業のPRポイントです!
決められた予算の中で「いかに視聴者にインパクトを与えるか」が、低予算CMでバズを起こすには重要になってきそうですね。
ぜひ上記を参考に低予算でも企画勝ち!なCMのヒントを見つけてくださいね。

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